2008年10月13日

第16回日本山岳耐久レース(ハセツネ)

10月12日、13日 第16回日本山岳耐久レースへ参加してきました。
ご存知の通り通称ハセツネ。奥多摩の山々を巡る71.5キロ、制限時間24時間の山岳レース。

7:20 起床
8:00 朝食
8:50 出発
9:20 会場到着

既に、体育館は一杯!
それでも何とか場所を確保。ショップを物色し、受付を済ませハイドレーションを作ったり、装備を詰めたり、着替えたり準備をします。
この準備が意外とかかる。もっと事前に済ませて置くべきだった。なんだかんだでバタバタになってしまいました。

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受付&ショップの様子
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スタート地点であるグラウンド
中央奥に見えるのがサロモンのスタートゲート
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12:30 開会式
   スタート地点であるグラウンドに集まります。

続々と集まっています
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続々と
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スタート直前!
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13:00 「ぷぁ〜ん」という音とともに約2000名の猛者達がスタート。

下り、平地は走れるものの、登りが近づくと渋滞になってしまう状態が続きます。
どのみち登りは走れないし、休憩だと思えば丁度いい。先は長いのでこんなところで焦ってもしょうがない。この先、嫌というほど走れますから。

秋晴れのお陰で汗が流れ落ちますが、風は涼しい。すっかり秋の風でした。

渋滞でみんな並んで待っているのに、無理矢理抜いて行くオヤジがいました。みんな休んでいる訳ではなく誰しも急ぎたいのはやまやまなのだけど、先が詰まっているから順番待ちのように並んでいるのに無理矢理脇道を抜いて行くとは何事!
ムカムカします。

更に、暫くして走れるようになると、なんとそのオヤジは歩いているではありませんか!無理矢理抜く位なら走れるところは走れ!と更にムカムカ!

入山峠の渋滞
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昨年は、第一関門までがえらく長く感じたのですが、今年も長い。
やはり、コースを覚えていないというのは駄目だなと実感。今どのあたりなのか、この後どれ位の登りと下りが待っているのかなど、知らない方がいいってのもあるけどやっぱり知ってた方がいい。

どこかで富士山が見えるポイントがあったよなぁ〜と思いながら進んで行きますが、段々と陽が傾むいていきます。

明るいうちに第一関門に着いてみたいなぁ〜なんて甘い期待は軽く蹴られ、それどころか富士山も見れないのか!?とちょっと焦り気味。

しかも、昼間は快晴だった空もいつの間にか雲に覆われており、早めに暗くなりそうな感じです。

なんとかそのポイントへ到着。三国峠でした。雲にかかりながらもうっすらとその姿が見れました。

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せっかくなのでここで荷物整理をし、陽が落ちきる前に距離を稼ごうと先を急ぎます。

じきに陽も落ち、胸に付けたヘッデン用ライトとハンドライトに灯りをともします。
さてさて、これから長い長い夜間走行の始まりです。


17時40分台 第一関門の浅間峠へ到着(22キロ地点)

三国峠で、行動食の詰め替えなど済ませていたので、ここではおにぎりをほお張るだけでさらっと通過。

関門の休憩所は、込み合っているので休憩や荷物整理するのなら関門の前後でやったほうがいいと思います。可能なら明るいうちに済ませるほうがなおいいかな。

ここからは、第一ポイント。コース上、最も標高が高い三頭山山頂を目指します。

ここも、昨年は登れど登れど山頂に付かず精神的にも肉体的にも辛かった箇所。今年は心を引き締め、最初っからこの区間は長くて辛い区間だという気持ちで挑みます。

去年は、ふと振り向くとずらずらっとライトの列が出来ていたのですが、今年はそうでもなくあまり列が出来ませんでした。

携帯電話カメラなのでこんなんでしか撮れませんでした
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食事の為に時間をとられたくなかったので、歩きながらちょこちょこと栄養補給をしつつ進んで行きます。


20時50分台 三頭山山頂に到着

既にかなりバテバテ。
休憩目的でひと休みはしないと決めていましたが、体がもちそうになく小休憩。
ストレッチ&疲れ切った脚をマッサージします。

なんと!ここで、2L入れてきたハイドレーションが空っぽになってしまいました!!

そんなに飲んだつもりはなかったのですが、前半の暑さと食料を流し込むのにちょいちょい飲んでいたのが意外と大きかったようです。

後は、プラティパスへ詰めてきた500mlだけですが、ここまでくれば月夜見まではこれで十分。ハイドレーションへ移すのが面倒だったので、その場でグビグビと飲み月夜見までは給水なしで行くことに。

月夜見手前で一旦車道へ出る箇所があり、空の視界が開けるのですが、やはり星は見えませんでした。残念!!


22時10分台 第二関門の月夜見へ到着(42キロ地点)

1.5Lの水をハイドレーションへ入れてもらい、食料の詰め替え、電池交換などを行い、ウェアを着込みます。

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昨年、持って来なかった事を後悔したおにぎりをほお張りますが、寒さのせいかちょっと硬くなっており思った程でもなかったかな^_^;

昨年は、第一関門を過ぎたところでロングスリーブを着込んだのですが、今年は動けているせいか、また雲が出ていたので冷え込みが抑えられているのか差ほど寒くなく、ここまでTシャツでした。
流石にこれから先は冷え込むことを想定しロングスリーブを着込みましたが、暫くは汗ばむ状態でした。

第二関門には17分程滞在。結構なロスタイムです。
水に溶かすスポーツドリンク粉を始めから袋にまとめておくなどの工夫が必要だと実感。現地での作業は面倒だし。

第二関門を出発した直ぐのところにあった応援横断幕
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ここからは第二のポイントとなる御前山へのアタックとなります。

ここから先は、約1ヶ月ほど前に世界的クライマーの山野井さんが熊に襲われた場所に近いところ。
熊鈴をもっていなかったので"ガサガサ"という音にビクッとしながら御前山を目指します。

この御前山がこれが辛かった。
去年、差ほど辛かったという記憶がなかった為なめていたのですが、そのせいか余計に辛かった。

もうこの辺りになると、登りの足は完全に終わっており、下りも筋肉痛が酷く辛い状態。

大ダワへ着いたら、ちょっと休憩しよう、ストレッチしよう、マッサージしようという想いを胸に頑張ります。
ヘロヘロになりながら大ダワへ到着。

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よっこらしょと座り込み、棄権者専用のテントからの誘いを必死に断り、ストレッチ、マッサージをします。

食欲も無いのですが、食べとかないと体が持たないので無理やり詰め込みますが、なかなか喉を通りません。

次の目標は第三関門。ですがその前に、第三のポイントとなる大岳山が控えています。
大岳山さえ登りきれば、あとはゴールまでごっつい登りはありません。

いつまでもここに居る訳にもいかず、終わらせるにはゴールするしかない。大岳山さえ登りきればという想いを励みに、また暗闇のなか進んで行きます。

登りはゆっくりゆっくり、比較的平地なところは頑張って走ります。
大岳山の岩場を、這い蹲るように気をつけながら何とか登りきりました。

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山々の向こうに夜景が見えます。
携帯カメラにナイトモードが付いておらず夜景は全く撮れませんでした。あちゃぁ〜

殆どの人はグッスリと寝ている時間、祝日前なので遊んでいる人、お酒を飲んでいる人も沢山いるかな。まさか、こんな時間にこんなところをこんな大勢のランナーが走っているなんて誰も想像つかないだろうなぁ。なんだか不思議な感じ。

大岳山山頂でも少し休憩し、第三関門を目指して出発します。

岩場はゆっくり下るしかないのですが、地肌がみえ石がごろごろしている急な下りは歩くのも辛い。走れなくはないのですが、一旦走り出したら止まるだけの筋力が残っているとは思えず、土派手に転ぶか落ちるかの選択になりそうな感じ。

でも、そんな中をガンガンに走って降りて行くランナーが沢山います。
登り、平地では差ほど差が出ないのですが、ここに来てこの下りを走れるか走れないかで大きくタイムが違ってくるなと実感。また、そこには大きな実力の差を感じました。

そんなタフなランナーを見ていると、ふとTJARのことを思いました。
こんな事を1週間続けるのか・・・あ・り・え・な・い・・・


3時0分台 第三関門へ到着
ここでも筋肉痛で悲鳴を上げている脚を軽くマッサージし、日の出山を目指して出発です。

このあたりは道が林道みたいな感じになり、走りやすくなります。

日の出山からは残り10キロちょい。
いいペースで走れれば、思っていた以上の記録が、またひとつの想いであった“暗いうちにゴール”ということも可能かもと欲が出てきました。

しかし、日の出山近くに来て、異変が!?
ジワジワではあるけど、確実に体が動かなくなってきていました。

それは、しゃりバテ、エネルギー不足でした。
パワージェル系の補給食は使いきり、残った固形物は食欲の無さから、ついつい口にしていませんでした。
しまったぁ!!

しかも、月夜見で補給した1.5Lのハイドレーションも空っぽ。
固形物を食べようにも流し込むことが出来ません。
残るは、ハイドレーションとは別に持っていたプラティパスに入れてある分だけ。
御岳山手前の水場で、補給したものの残りは200mlから300mlほど。

とりあえず、日の出山山頂へ付いたら何か食べようと頑張りますが力が入らない。
日の出山山頂へ到着した時は、もうフラフラ状態で手のシビレと吐き気を感じるようになっていました。

せっかくの夜景を見る余裕もなく、水を大事にしながら無理やりではあるけどちょっとづつ喉を通らせます。

水も残り僅か。棄権の2文字が頭を過ぎります。

じっとしていると流石に寒いのですが、体を動かす元気はありません。暫く休んでいると段々とシビレがとれフラフラ状態が緩和されてきました。

これなら何とか進めそうなのでゴールへ向け出発します。
日の出山からの急な階段は、脚が痛く横歩き状態。

更に眠気が。
スタート前日は、21時半頃床に着いたので、夜中何度か目が覚めたものの、約10時間という脅威の睡眠時間だったのですが・・・眠い!。

念の為に持ってきていたカフェイン錠を1錠のみ、筋肉痛の脚にわざと衝撃をあたえ“痛さ”で眠気を払います。

ここでも、あの嫌な地肌が露出した岩がごろごろしている下りが続きます。もう勘弁してくれーと泣きそうになりながらそろりそろりと下って行きます。

さらに、ハンドライトの灯りがだんだんと暗くなってき、今度は電池切れだ!
幸い胸に付けたもう1つの灯りはまだまだ大丈夫そうだったのでハンドライト側は節約しながら使うことに。

去年は大丈夫だったので、恐らく今年は2段階調整出来る明るさのうち明るい方を多用してしまったのだと思います。

ここでも、ガンガン抜かされていきます。

嫌な下りが終わってからは、出来れば暗い内にゴールしたいという思いと、体にエネルギーが残っている内にゴールしないと今度は動けなくなってしまうという思いから頑張って走ります。急な登り下りでなければまだまだ走れている自分にビックリでした。

さっき抜かれたランナー達を抜き返し、明るくならないでくれと祈りながら進みますが、そんなに甘いわけはなく、段々と明るくなって来ます。

民家が見えてくるあたりではライトが不要なくらい明るくなっていました。

ここまで来るとゴールは目前。
よくここまで辿り着いたものだと、ちょっとうるうる。

そして、そのまま走りきりゴ――――ル!!

タイムは16時間30分台!
暗い内にゴール出来なかったけど、目標にしていた完全燃焼と16時間台を達成することが出来ました。

昼夜を通して走らせてもらった奥多摩とスタッフの方々へ感謝です。

昨年に比べ、酷く辛いレースでした。
寒さが厳しくなかったのは助かりましたが、筋肉痛が酷かった。多少は筋トレをしたものの山練不足、筋力不足を痛感。でも山練を頻繁に行うのは無理なので別の対策を考えないと。
一緒に参加したオッキーさんは第一関門でまさかのリタイヤ!完全に練習不が原因。一緒ではなかったけど、同じ会社のカズさんは水不足で思うように体を動かす事が出来ず昨年より大きくタイムを落としてしまう結果となってしまいました。


その後、仮眠をとり、場所を移し銭湯で汗を流し乾〜杯。

ちなみにノンアルコールビールです。
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出走者数 ・・・ 2211人
完走者数 ・・・ 1766人(79.9%)

posted by へなちょこ at 23:59| 千葉 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | レース記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
へなちょこさん、ほんとにお疲れ様でした!
当時の様子を思い出しながら読んでいました。
今考えると、当時はよく走ったなと・・・自分で驚いてしまえるほどキツいレースでした。
そして水や食料、着るものなど、いろんな事に気を回さないとならない頭を使う大会であることも身に染みました。
思い出深い大会になりそうです・・・。

ところで へなちょこさん。
スタートゲート前の写真、すぐ目の前に 僕が写ってます!(^_^)
スタートから第2関門まで、ほんとに同じペースで走ってたんですね〜。
気付いていればと思いますよ♪
Posted by ぽり雄 at 2008年11月01日 13:33
>ぽり雄さま えーっ!すごい偶然というか怖い(汗) 決してストーキングしているわけではないですよ(笑)本当にスタートから近くだったんですね。 私もよくあれだけ走ったり歩いたり出来たもんだと今更ながら思います。 いゃーそれにしてもびっくり。
Posted by at 2008年11月04日 08:51
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